まいど、いまにしです。

 
すっかりのごぶさたです。
「更新がない」
と先日とお叱りもいただき、申し訳ございません。

昨日、元衆院議員で9月6日にご逝去された石川知裕さんのご葬儀が
北海道帯広市で執り行われました。
式がはじまる1時間ほど前に会場に到着したのですが、その時点で
多くの参列者がいらっしゃいました。
奥様で、衆院議員の香織代議士は2人のお子さん、そして石川さんの
お兄さまなどのご挨拶して、式場に。

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たくさんのお花に囲まれて、自転車に乗った石川さんの大きな写真が
遺影となっていました。

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石川さんが自転車で選挙活動をしていたのは、名古屋の河村たかしさんの
影響がありました。河村さんから
「北海道のような広いところ、自転車乗ってどうするんだ」
と言われながら、石川さんが必死になって自転車をこいで
「小沢さんのところで修業した時と比べれば、ぜんぜんだ」
と言っていた姿を思いだします。


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石川さんの人生は「師匠」である小沢一郎さんによって大きく左右されてきました。
小沢さんの書生となり、政治家への一歩を踏み出し、衆院議員に当選。
しかし、時の政権が小沢さんを狙った「陸山会事件」で不当な逮捕、
有罪判決が確定して、議員バッジを失ってしまった。
弔辞を読んだ小沢さんは
「キミが飛躍しようとしたときに『小沢一郎をつぶせ』と当時の政府、検察官僚の
不当な事件に巻き込まれてしまった。大変な苦労をし、衆議院議員の地位を失う
結果となった。大変つらい思いをさせて申し訳ない気持ちを自分の心に
持ち続けていました。
いずれ報いることができると心に誓っておりました。志半ばでいってしまったことで
無念であります。報いる機会を失ってしまい残念」

と陸山会事件の大義がない、不当なものだとして
「どうか知裕君、天上から見守ってください」
と述べた。


陸山会事件は、何度もブログやメルマガ配信で書いてきたが、
まったくのでっちあげ。
政治資金収支報告書に記載した内容の時期が、検察の見解と違っただけ。
まったく事件になるようなものではない。

これが事件で有罪になるなら、安倍派裏金事件では、政治資金収支報告書を
何度も訂正に訂正を重ね、あげくのはてには裏付けとなる記録もないまま
金額を記載。それもなければ
「不明」
としている議員もいる。

裏金を受け取り、税金も払わず
「政治資金だ」
と言い逃れている。
これこそ、事件ではないのかと思う。

陸山会事件のでっちあげ、厳しい過酷な調べや逮捕のストレスで、
石川さんの寿命は52歳という短いものに
なったんじゃないかと私は思う。そのことを一度、日本酒を飲みながら
石川さんに聞いたことがある。
「そうはいっても、もうしょうがない。こうしてうまい酒が飲める。
それでいい、前を向いていきましょう。けど水谷建設から
5000万円もらった、あれは絶対にない」

と豪快に飲んでいた姿があった。

裁判で石川さんが水谷建設から都内のホテルで5000万円を受け取ったという
客観的な物証は何一つなかった。何年も前の記憶などで
「受け取ったに決まっている」
と検察が決めつけ、裁判所が自動販売機のように「有罪」にしただけ。
今の時代なら、スマートフォンで常に位置情報が記録されている。
例えば、河井克行・安里夫妻のバラマキ事件はスマートフォンの解析で
カネを受け取った日時、場所を特定して自供を引き出していた。
それを石川さんに指摘すると
「ええ、そうなんだ」
と悔しそうに絶句していたことを今も思い出す。
石川さんは無罪どころか、捕まる理由すらなかった。
これが「陸山会事件」の真相である。

葬儀の最後に、香織代議士は2人のお子さんとともに
「政治家としてやり残したことはたくさんありました。それは病室でしっかりと聞きました。
私ができることは力の限り成し遂げたい」

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石川さんのご冥福をお祈りいたします。
合掌。