週刊朝日で30年以上、書き続けてきましたが
今日発売で休刊となりました。

週刊朝日表紙1



今日も朝から、たくさんの電話やLINE、メールなどをちょうだいしました。

合計で80くらいはあったでしょうか。今数えたらメールだけで80くらいきとるがな。

「仕事なくなるんか?」

「食っていけるのか」

とご心配をいただいたり

「週刊朝日で書いていただいて、ありがとうございました」

「週刊朝日で載せていただいた記事、今も大事にとっています」

といわれると、記者冥利に尽きる。よう行く図書館の人からも

「週刊朝日が本棚に置けなくなるなんて、言葉がない。図書館で40年近く仕事している
のに、残念でなりません」


とお声がけをいただき、頭を下げるしかありませんでした。

朝に電話が多かったのは、NHKが週刊朝日の特集を放映してくれた

からとの理由みたい。コメントで

「感慨もない」


とかいうてた、編集部のもんがおった。

たいして思い入れがないもんが作ってたら、休刊なるわなと感じた。

読者にこんな失礼なことはあらへんわ。
ワシに電話くれた人も

「NHKで感慨ないいうた人、なんやのん」


って文句言うとった。
こういう時は

「最終号を読者にいい記事、届けるべく、感慨を胸に締切と戦っています」


とか言うもんやと思うけどな。
ほんまにどこ向いてやっているのか、センスがないわ。

前は毎週、文春、新潮、現代、ポストとどこが右トップでぬくか、競争していた。

週刊誌はスクープか目からうろこの実用記事、その2つが命。

ここ何年もそうないなことしてないから、そんなコメントになるんかなと思うな。

週刊朝日は週刊誌、年に約50冊くらい出る。週に2本として年間100本やが

それ以上、書いていた。30年以上書いてきたんで、ざっと3000本くらいに

なるのかな。多いのか少ないのか、ようわからへんが実にありがたいこと。

毎週、文春や新潮に抜けれて

「なにしてんねん」

「どこみとるねん」

ほんま、よう怒られた。そら、カネもヒトも向こうが何倍もかけてるねんから

しゃあないねんけど、結果責任やからね。

たまに文春や新潮を出し抜いて書いた記事もあったのは、痛快やったな。

30年以上、週刊朝日で仕事してきて

「週刊朝日のいまにしです」

と毎日のように言うとった日々も終わりました。

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「週刊朝日、何を書くんや」
と怒られることも、なくなります。


この仕事をはじめて、一番、悲しい日。


阪神淡路大震災、東日本大震災、福島第一原発事故など数々の災害、
安倍晋三元首相銃撃事件、オウム真理教事件、陸山会事件、池田小連続児童殺傷事件、
和歌山カレー毒物混入事件などなど思い出は尽きませんが、過去を振り返るのは
あまり好きじゃないんで、これ以上は書きません。

「なんか暴露しませんか?」


との問い合わせ、お誘いもけっこうたくさんありましたが、今はしません(^_-)

これまで支えていただいた読者の皆様、取材にご協力いただいた方々には

改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。