まいど、いまにしです。

今日午後、大阪高裁で開かれた、小寺英幸被告の公判。
傷害や逮捕監禁などで逮捕、起訴され一審で実刑判決を受け、
その控訴審。
大阪高裁では「無罪」ですっかり有名な、福崎伸一郎裁判長が裁いていたのだが、検察側、弁護側、双方立証が終わり、結審を告げ、
次回の判決期日を宣告した時だった。
「僕はちょっと主張、あんですけど」
と切り出した、小寺被告。長髪でぼさぼさの頭で、表情はうかがえないが
かなり怒っている印象。
小寺被告は、公判を前に裁判所に内容は不明だが、手紙を書いて、それが
今の自分自身の心境だとして、証拠としてこの日の公判で採用されていた。
その手紙について 

「手紙には質問もある」
「憲法には弁護士を選任する権利がある」
「さんざん手紙書いているのに、弁護士が面会に来ない」
「弁護士来ない、手紙書いても返事がない。日弁連に相談の手紙書いた」
「確認したい、相談したい最善を尽くして裁判をしたい。
それを何もしないで、話進められて、勝手にパンと終わらされてしまうと
高裁の意味がまったくない」
「一審と二審は違う、どう主張するかそういう選択肢も聞きたい。
それを教えるのが弁護士。できないのは不当だ」
「だから準備もまったくできない。3年前、4年前の事件だから」
と弁護士や裁判の進行に3分ほど、独演会を展開。クレームをつけた。
すると、福崎裁判長は
「私たちもあなたをめぐる状況、これまったく調査していないという
わけではありません」
「今の段階では…」
と言った時、小寺被告は右足のスリッパを右手でつかむと
弁護士に向かって
投げつけたのだ
投げつけた瞬間、刑務官は両手をあげてスリッパをブロックしようと立ち上がった。
弁護士は、スリッパをよけようと体をかわし、
「退廷!」
と福崎裁判長の大声が廷内に響き、法廷は騒然
すぐさま、4人の刑務官は小寺被告を立ち上がらせ、体をつかみ、腰縄に
手錠をかけて、連れ出そうとする。
だが、小寺被告はここでも抵抗して
暴行ですよね。弁護士が被害者、これで解任してください
と福崎裁判長に食って掛かる。
「これは司法の暴力です。おかしいじゃないですか、裁判の時だけきて、
半年もあいつ(弁護士)来ないし。なんでお前、そんな顔ができるのか、
おかしくねぇ? これで国からカネもらって、国選として」
などと大声で怒鳴った小寺被告。刑務官に引きずられるように、退廷させられた。
国選弁護人では、よく面会や審理の進め方について、意見対立、トラブルがある。
簡単にいえば、国選弁護士側は、決まった報酬しか出ないので、できるだけ
認めさせて裁判を早く終わらせようとするのだ。
小寺被告と弁護士の間でも、そのようなトラブルがあったのかもしれない。
その後、福崎裁判長がスリッパを投げつけられた弁護士に、当たったかどうかを
確認。よけたので、当たってないと確認してから次回期日を指定して、公判は終了した。