台湾総統選挙は、現職の蔡英文総統が圧勝。獲得した817万票史上最高の得票となった。
蔡英文総統は、当選演説で
「台湾の民主、自由を守った」
「中国はこの結果を受け止めて
対話に応じるべき。世界がこの
結果を見ている」
「台湾国民の意思が表された」
と話した。
そして、蔡英文総統は
「香港の友人たちもこの結果を
喜んでいると思う」
と述べた。
会場には、時代革命の旗が
大きく振られていた。
香港から蔡英文総統の応援にきた
という、男性に聞くと
「蔡英文総統には香港も自由が
一番だと認めてもらった気がする。今年秋、香港も立法会選挙
ありますが、半分は親中派の
議席が決まっている。香港は
選挙でも変えられない。
台湾は自由な選挙、
うらやましい」
蔡英文総統の民進党も立法院
(日本の国会にあたる)
で過半数を確保した。
これまで、台湾の政治は、青の
国民党、緑の民進党という
二大政党が支配してきた。
だが今回は、柯文哲台北市長の
台湾民衆党がはじめて、選挙に
挑み5議席獲得。
ひまわり運動の時代力量は
前回より減らすも、3議席を
取った。そしてネット中心に
選挙戦を展開した基進党も、
台中市の選挙区で1議席。
青か緑という構図から、
新しい時代を迎えようとして
いるのかもしれない。
そして、投票率は前回より
アップ、74%。
日本では信じがたい数字。
一票で、社会は変わる。
日本でも同じ。
改めて実感した。