日本ボクシング連盟の「告発状」問題。全国のボクシング連盟関係者、333人が
山根明会長の「独裁」体制にNOを突き付けた。
一方、山根会長はテレビに生出演して、猛反撃。
一方、山根会長はテレビに生出演して、猛反撃。
8月3日の日本テレビの生出演では、
「暴力団元組長に脅されたので、立ち上がった」
と最後に実名で言い残し、視聴者を驚かせた。
そこで、名前が出されたのは、山口組直参組長だった、森田組の森田昌夫元組長だ。
森田元組長は、3代目山口組、田岡組長時代に本部長を務め「知恵袋」と呼ばれた
小田秀組の小田秀臣組長と兄弟分だといい、4代目、竹中組長時代に直参に昇格した。
伝説の「山口組時報」(現在の山口組新報の前身)の制作を小田組長ともに、手掛けた。
直参昇格後、長く慶弔委員を務めたという。2007年、引退した。
直参昇格後、長く慶弔委員を務めたという。2007年、引退した。
「山根は若い時分から知っとるよ。あれは、ワシの弟分や。組を結成してからは森田組の組員、ヤクザ、舎弟や。10年くらいは組事務所に出入りしとったな」
と森田元組長は、話す。
山根会長は、ボクシング連盟の役員になってからも、森田元組長のもとに
足を運んでいたという。
「ボクシングやプロレスの興行をワシがやっていた。アマチュアボクシングというのはなかなかスポンサーがつかん。そこで、広告とかで知り合いのカタギさんを紹介して、山根を支えてたんや。会長になってからも、連盟の幹部を連れてワシのところに挨拶に何度もやってきたよ。山根の下におった奈良の選手とかは、家族ぐるみで
付き合い、白浜に旅行に連れて行ったこともあるわ。山根はワシの所有していた
クルーザーにも、招待したよ」
と森田元組長は続けた。
だが、山根会長に聞くと
「ワシはヤクザやない、組員と違うぞ。
もし書くなら、愚連隊と書け」
と声を荒げて
「舎弟、組員とか言っているそうやが、盃ももらってない。ワシは一匹狼」
と続けた。
五輪競技のアマチュアボクシング。そのトップが暴力団関係者と密接な関係になると
なれば、問題だ。
「たまに、食事にいったりはしたが、ボクシングのことで世話になったことはまったくない。向こうが勝手に言うとるだけや」
と山根会長いうが、
「付き合いは60年くらいかな」
ともいい、日本ボクシング連盟の要職を歴任していた時にも、関係があったことになる。
日本ボクシング連盟の関係者によれば
「山根会長は、暴力団関係者であったことを親しい人には隠さなかった。『抗争で指揮した』とか平気でいうんですわ。
こんな時代やから、大丈夫かとハラハラでした」
森田元組長は言う。
「山根はワシが組を結成する前からの若い衆。盃などする必要がない。
山根はとあることで、数年前に、出入り禁止にした。けど、長く弟分やった。今、山根は子のアマチュアボクシングの選手や指導者を泣かせている。高校生、大学生の選手はまさに子、指導者は大半が学校の先生、弱いもん泣かせとる。
だから、兄貴分として辞めろ、晩節汚すなと伝言したんや」
だが、山根会長は
「ヤクザの脅しや。連盟の告発状を出しておる連中からも脅されておる。
こんな脅しで、山根明は辞めません!」
こんな脅しで、山根明は辞めません!」
対立は深まるばかりだ。より詳しくは、
ボクシングの山根会長が大反論120分「村田は生意気や。世界のわしがおったから金メダル獲れた」 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)