まいど、いまにしです。
最近、名古屋方面からよう電話がかかってきます。
それも、あまり知らない方からが多いです。
問い合わせの内容が
「名進研は大丈夫なのでしょうか」
というもの。
なんだろうと思ったら、こんなホームページがあった。
経営者側と父兄、PTAでえらいめもてるみたいや。
これみた、しゃあないわなと思った。
なんせ「寿和」なんやからな。
名進研とは、愛知県では有名な、名門私立小学校を経営するグループのこと。
もとは進学塾の創業者設立。それが、反社会勢力との関係があると指摘されて、
グループを他の人に譲った。現在、実質的にグループを支配しているとされるのが
「としわ会」という医療グループの清水利康氏。先だってまで、名進研小学校の理事長であった。
「としわ」「清水」と聞いてピンとくる方、いらっしゃるかも
しれない。
1996年10月、岐阜県御嵩町の柳川喜朗町長(当時)が何者かに襲われ、
瀕死の重傷を負った。その後柳川氏の自宅を盗聴していた「怪しい」とされる人物は逮捕されたが
実行犯は捕まらず、2011年時効を迎えた。
町長襲撃事件で、真っ先に「矛先」が向いたのが、当時、御嵩町で大規模な産廃処分場を
計画していた、寿和工業(現在はフィルテック)だった。
当時、柳川氏は産廃処分場に慎重な姿勢を見せ、住民投票を検討していた。
そんなさなかに、襲撃事件。
寿和工業は関連を否定するも、盗聴グループに巨額の資金を
投じていたことなどが、法廷で明かされた。また過去に3億円を脱税事件で有罪となったこともあった。
岐阜県議会では
「この企業が社会的責任を果たせる企業とは思えない」
などと厳しい非難を浴びた。
などと厳しい非難を浴びた。
限りなく「グレー」な印象をワシは受けた。
その後、紆余曲折があり、産廃処分場は建設されなかった。
そして、柳川氏も4期で町長を退任した。
そして、月日は流れ「としわ会」という医療法人が名古屋市に設立された。
そのトップは、町長襲撃事件当時、
寿和工業の取締役にも名を連ねていたのが、
道雄氏の息子、利康氏だった。
利康氏は、創業者の「失脚」した後、名進研小学校のオーナーとなり、
理事長に就任した。
民間の信用調査機関の資料では、寿和工業から多額の資金が医療法人に流れている
と書かれていた。
先のホームページによれば、トラブルが満載のようで、
「週刊金曜日」などのメディアでも、報じられたという。
さっそく、懇意の柳川氏に聞くと
「寿和工業が学校、教育だとはとんでもない」
と話していた。
ワシも、長く町長襲撃事件を取材した。おのずと、寿和工業も取材をした。
柳川氏の意見には、まったくの同感。
近く、過去のワシの取材をメルマガで配信しようと思っている。