まいど、いまにしです。

知人から
「やっぱり、アカンかった」
と連絡があった。
ある刑務所に、本を差し入れようとしたところ、 不許可、差し入れが
できなかったというものだ。
その本は安土茂氏著、泣く子もダマる 大阪刑務所四区  である。

知人は、受刑者からリクエストでこの本を差し入れた。だが、おそらく
入らない、不許可になるだろうと、ワシはわかっていた。
この本、大阪拘置所ではかねてから、特定のページに問題があるとされ、
差し入れする際、当該のページが切り取られるなどしていたのだ。
その問題と
されたページは207ページと209ページ。
207ページでは<大麻のようなバナナ・タバコの味>というタイトルで
<皆さん、くだもののバナナ、ご存知ですね… そのバナナの皮を剝ぎますと
薄い内皮のスジがあるでしょ。その内皮のスジを乾燥させておくのです>
などと書かれている。
それを、何に使うのか?
辞書の紙に巻いて、タバコのようにして吸うのだという。

そんな内容が、207ページから209ページには書かれている。
「まあ、刑務所や拘置所の裏ワザのようなことが載っている本は
よくあります。今、六代目山口組と神戸山口組の分裂で、ヤクザには
実話誌関係は入らないところも、多々あります。
すべてチェックしているわけじゃないですが、やはり
これはやばいというのは、不許可や切り取り、黒塗りです。
安土さん関連の本は、よく書けていて、アカン本がけっこうありますよ」
(現職刑務官)