まいど、いまにしです。

昨日、名張毒ぶどう酒事件の奥西勝さんが、亡くなった。
79歳だった。


1961年、三重県名張市で起こった、名張毒ぶどう酒事件。
懇親会の場で出されたぶどう酒に農薬が混入され、5人が亡くなった。
奥西勝さんが、農薬を混入させた犯人だとして、逮捕。
1972年、殺人容疑で死刑が確定していた。
だが、この事件、有罪立証には、数々のおかしな点があった。
事実、1審では、無罪判決が言い渡されている。
2005年には、一度は再審開始が決定した。
しかし、再審開始は取り消され、奥西さんは獄死してしまった。

袴田事件、足利事件、東電OL殺人事件、当時では最新とされた、科学鑑定。
それが、けっこうええ加減でとてもでないが、有罪立証には使えないと
判断が下されている。それと同時に、警察、検察の捜査もまた
デタラメやったことがわかっている。
奥西さんは自白の強要に加え、農薬に混入されていた農薬についても
「本当に農薬が検出されたのか? 鑑定はおかしいのではないか?」
と再審開始も一度は出た。そして繰り返すが1審は、無罪。
これだけ見ても、捜査が危ういのは明白。
「疑わしきは被告人の利益」
これ基本。
名張ぶどう酒事件は、疑わしいことは明らかだ。なら、結果は別にして
再審を開くべきやった。
最新の技術のもとで、科学鑑定をすべきやった。
にもかかわらず、司法は応じなかった。
こうして、司法や警察は、自らの「失態」をごまかすんやなと
思うのは、ワシだけやないはず。