まいど、いまにしです。

大阪地裁のあるところは、西天満という地名。
その昔は、老松町ともいわれてましてん。
そこで、いま、絵画詐欺が頻発、えらい騒ぎ
になっている。

ある画廊は、加山又造の「冬山」など騙し取られた。
「京都のホテルに店舗を構える、画商N氏と取引があった。
何年も、良好な関係でした。今年3月、冬山をぜひ買いたい
という客がいると言うので、貸し出した。
金額は2800万円。それが、いつまでたっても入金が
ない。キャンセルになら、作品の返還をというと、
急に連絡がとれなくなった」
と画廊の店主は頭をかかえる。

西天満画廊















その後、突然「冬山」が東京の画商のオークションに出品された。
店主は、すぐさま乗り込んで、事情を説明して、オークションを
ストップさせたという。

そこで、店主は西天満界隈の
画廊に聞いてまわると、すでに6軒が同じ手口
N氏に騙されていたという。
「ある画廊は、N氏を自宅前で待ち伏せして、
とっつかまえた。それで、絵を返せとせまると
なかった。聞けば、従業員に命じて、質屋に入れた
という。すぐに、カネをつくらせ取り返した」

N氏は、同様の手口で、騙し取った絵画を質に入れているとみられる。

N氏はもう、長く画廊の世界にいるという。
またどこかで、詐欺を働いているのか?
ご注意を。