衆院選も後半、追い込み。
昨日も、深夜まである第3極の陣営のひとと懇談。
その途中、ひっきりなしに世論調査、情勢調査の意見交換の
電話がなりやまへん。
いつも、選挙になると、こういう感じやけど、
今回は、民主党の前職が苦戦で、そちらからの電話が
えらい多い。
「どないまわったら、効果あるんか?」
「訴えるフレーズは?」
などというのも、ようある。
なんで、自公がこんな勝てるのか不思議に思うばかり。 

それも大事やけど、ほんまに訴えなアカンこと、ある。
福島5区、原発の警戒区域やった、楢葉町の町議、楢葉のオヤジ、
松本喜一さんが、日本未来の党公認で立候補。
12月11日、3・11の月命日、オヤジは
警戒区域やった、楢葉町の沿岸部に選挙カーを走らせた。

松本喜一あ
  
 

















原発事故で放射能にみまわれ、津波で流された家、ガレキ、消防車
陥没した道路、決壊した防波堤、すべてそのまま。
人影も皆無、死の街。
選挙カーは陥没した道を進む。
「なんで誰もいない。
こんなところで、選挙をしなければいけない。
津波、原発事故で街はほったらかし。住民バラバラ。
松本喜一、悲しいです」
無人の死の街に、オヤジの悲しい声だけが響く。
  
 
誰もいない街で訴えても、票にはなれへん。
票をとるには、人口の多い、大票田、いわき市をくまなく
まわるのがええ。票もとれる、掘り起こせる。
けど、オヤジは仮設住宅など地元を離れ、細かくまわる。
バラバラになった、原発避難者を見捨てたくないからや。

ほんまに、アホや、ドアホや。
けど、これが、ほんまの選挙なんや。
こういう訴え、声を国政で実現させんとアカンのんや。
そう思う、一日やった。

松本オヤジ、演説日程は   http://t.co/0BF0KJ8l