まいど、いまにしです。

2017年6月、神戸山口組のトップ、井上組長
兵庫県稲美町にある別宅が発砲された事件。

6代目山口組直参、倉本組傘下の渡辺晃一被告、
中山浩被告、岸脇和義被告に今日、神戸地裁は
3人に懲役7年(求刑8年)の実刑判決を言い渡した。

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井上組長別宅を狙ったことで、注目されていたこの裁判。
法廷には、6代目山口組最高幹部、安東若頭補佐、倉本組津田組長
直参幹部が傍聴するなか、はじまった判決公判。

見届け役の中山被告、バイクに乗り拳銃5発を発砲し、1発を別宅に命中
させた、実行役の渡辺被告は、罪を認めていた。

だが、逃走用バイクの調達役だった、岸脇被告は発砲するとは
知らなかったと、否認

だが、判決では
「携帯電話の使用状況からも、計画を知っていたはず。 
知らないという供述は、通話履歴に合致せず、信用性が乏しい」
と岸脇被告の主張を、切って捨てた。
そして、判決では、検察が「氏名不詳の共犯者」と別の共犯者について
示唆していることを念頭においてか、
「6代目山口組と対立する神戸山口組のトップを
ねらうのは、個人的判断ではできない」
と言及。実行犯、渡辺被告については
「鉄砲玉」
と指摘して、検察の意に沿うような、さらなる共犯者がいることを、印象づけるような
判決だった。

最近の判例から、銃刀法違反、発射罪までつけられ、求刑8年というのは
かなり軽い。10年を越す求刑も珍しくない。いろいろ、取材すると
被告らは、10年から12年の求刑を予想していたという。検察は、
他の共犯者を鑑みたのだろうか。
被告の知人によれば
「トップの別宅に返しをして、求刑8年って短くないですか」
と不満げな感想を述べていたという。
この判決で、兵庫県警はさらなる捜査を続けていくのだろうか?