まいど、いまにしです。

JR西日本、福知山線脱線事故から、明日で10年となる。
事故の日、大急ぎで現場にかけつけると、写真のような
とんでもない光景にただ驚くしたかなったのを、思い出す。



JR事故あ
 
JR西日本の事故は、山崎元社長が起訴されたが、無罪。
また、南谷、垣内、井出の歴代社長は検察審査会で強制起訴
しかし、1審、控訴審とも無罪となり上告中だ。

106人もの人々が命を落とし、何百人もの方々が今も
事故の後遺症に苦しむ。

だが、まったく、刑事的な責任はとられてない。

山崎元社長や歴代社長も法廷を何度も、傍聴したが、
JR西日本の重要な証人
「言ってないことも調書になっていた」
「自分の発言とは違うが、まあいいかと思ってサインした」
とJR西日本がいかに、てきと~にやっていたのか、
よくわかった。
さすがに、どんくさい神戸地検の検事も
「新聞の1面で記事が出ている。まあいいかとサインしたのか。
新聞を見なかったのですか?」
とえらい剣幕で聞く。
答えようとしない証人に
「新聞を見たのですか、見てないのですか」
裁判官もブチ切れ。
こんな連中が手掛ける電車に乗ったのが、不幸だったとしか言いようがない。

これとそっくりなのが、イチエフの大事故を起こしたTEPCO。

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2011年、私はイチエフの現場に何十回も入って、取材した原発ルポを書いた。
その記事を見た、TEPCOの幹部は
「ルポを書いた記者は犯罪だ」
と政府の交えた会議で、そう言った。
TEPCOは事故後、きちんと正確にイチエフを公表しなかった。
情報隠し、事故を軽微にみせようと奔走した。大半の国民がそう感じている。
ゆえに、この目で見て、感じてリポートしたいと、危険承知で現場に向かった。

福島の浜通りは、放射能をまき散らされ、故郷を奪い、一生帰れないところばかり。
しかし、TEPCOは、補償交渉では、加害者なのに一方的に、金額を
決める。文句を言えば、
「いいですよ、裁判やればいい。けど、
時間かかりますよ」
というありさま。

現場取材した私と加害者なのに、被害者を
いじめる、上から目線のTEPCO。

どっちが「犯罪」なのだろうか?

JR西日本、TEPCO、どちらも「犯罪者」とみられても仕方ない。
だが、苦しむのは被害者ばかり。まさに不条理というしかないと思うんは、
ワシだけやないはず。