まいど、いまにしです。

メガバンクの勤務から、経営コンサルタントに転じ、
検察のむちゃな捜査で、犯罪者にされてしまった
佐藤真言さんの著書、
『粉飾~特捜に狙われた元銀行員の告白』
を読んだ。

_SS500_
中小企業のため、必死で、経営改善、資金繰りの
相談にのっていた佐藤さん。
粉飾決算で、融資を引き出したと佐藤さんを詐欺で逮捕。
ワシも町工場のオヤジの息子やけど、中小企業でそないきっちり決算しているところって、そないあらへんよ。

佐藤さんも同様のような話、
書いてるわ。
おまけに、金融機関側から、借りてってもちかけてきた融資。
そら、飛びつくし、金融機関側も貸すためにいろいろな「工作」やるのは当たり前。
司法試験通って、検事しかやったことない連中。生活感なく、世の中のことようわからんねん。
どこが、事件なんか、本を読んでてても、ようわからんかった。



本には佐藤さんの弁護士として「義家」っていうヤメ検が登場する。
一審で実刑判決となった佐藤さん。再度、保釈保証金の追加が必要に
なるかもしれない。そこで、弁護士は
「500万円、ありまっか?」
といい、困窮してる佐藤さんから500万円をもってこさせた。


追加で必要だった保釈保証金は200万円。
逮捕で、お金がない佐藤さん。差し引き300万円があまり
返却されると思ってたら、弁護士は
「300万円、控訴の裁判費用でもろうときまっせ」
とせしめてしまった。
もちろん、佐藤さんの困窮状況を知っているにもかかわらずや。

著書では「義家」と匿名で書かれている弁護士。
東京地検特捜部長、名古屋高検検事長などを
歴任した、

宗像紀夫氏。
現職中は、パチンコ業者によるベトナム旅行接待疑惑が報じられた、
こともある。
退任時には、もちろん多額の退職金を手中にしていることやろう。
検察最高幹部の退職金は7千万円を超えるとも、
言われるがな。
原資はもちろん、税金。

佐藤さんの500万円、著書によれば、末期がんの
お母さんの保険を解約したもやという、血の通ったもの。
腹が立つことに、弁護士まかせでは裁判に勝てんと、佐藤さんが
マスコミに訴えると「空中戦はアカン」と一方的に、宗像弁護士は
辞任したそうや。
佐藤さんは、電車賃を削るため、都内を自転車で駆け回っているとまで苦しい状況を書いている。

極悪な検察は、ヤメ検となっても、かわらへんという「実例」
に感じるのは、ワシだけやないはず。