まいど、いまにしです。

今朝の朝日新聞に、福島第1原発の廃炉作業ルポという
記事が大きく掲載されている。
原子力規制庁の検査官に同行し、原子炉建屋の内部を
詳細にルポしている。
廃炉作業の現場を生々しく、写真とともに、ルポしており
現状がよくわかるもの。



私が週刊朝日で「福島第1原発完全ルポ」を書いたのは、
一昨年秋だった。
数か月間にわたり、10回以上、原発に通い、書いた。
過去、メルマガでも書いたが、当時はまだマスコミに
原発取材が解禁されておらず、TEPCOや政府で
問題視された。

朝日新聞の記事は、とても質が高いのはわかる。
だが、私から見ると作られた印象がしてならない。

原発が爆発して、3か月ほどした、ゴールデンウィークだった。
原発収束作業の拠点が、福島県広野町・楢葉町にまたがる
Jヴィレッジ。
敷地内には、自衛隊の戦車のような車両が駐車され、
輸送機が連日、グランドに降り立ち、ホテルのロビーだった
ところには、防毒マスクなどがうずたかく積まれ、
ゼネコンやプラントメーカーが臨時事務所としていた。
夜になると、作業員が床に雑魚寝する「戦場」だった。

それが、ゴールデンウィークを前に急に、急に清掃業者が
やってきて、いっせいに、臨時事務所が撤去され、
床の毛布や段ボールは捨てられと大掃除がはじまった。
だが、Jヴィレッジには十分な宿泊場所はない。
どうしてなのか、不思議でならなかった。

その答えは翌日にわかった。
与党・民主党の国会議員がJヴィレッジの視察にやってきた
のであった。

その年の11月、東京電力ははじめて福島第1原発のマスコミ取材を
認めた。
取材の日の数日前、私は福島第1原発の中に入った。
場内を車でまわると、以前より、がれきがすっかり片づけられ
免震重要棟もきれいに掃除されていた。

続きは
まいど! 週刊! 今西憲之ジャーナル
http://www.mag2.com/m/0001439730.html