まいど、いまにしです。

TEPCOが原発被災者の補償問題。
2011年9月、被災者に送付した、
請求書類一式が大問題になった。賠償請求書は60ページ。
記入方法を解説した「補償金ご請求のご案内」は156ページ。
給与明細やホテルなどの領収書などの添付書類も多数必要。
一般にはわかりづらく、専門用語も多く、不満の声があがっていた。

 
当時の枝野経産相も
「ひんしゅくをかっている。あぜんとした」
として、加害者である、TEPCOの改善を求めた。
 

民主党政権時代では、珍しく、ええことやった。

TEPCOは、最近になって、不動産や所有物の賠償に
ついて
<財物賠償に係る 賠償金ご請求書>
を被災者に送りつけるようになった。

TEPCO1

 



































これがまた、とんでもなく難解で、何人もの被災者から
「何書いてまんねん」
と怒り、諦め、ため息の声を聞いたわ。

分厚い封筒には、いくつもの冊子、チラシが入っている。
<賠償金 ご請求書の解説 償却資産 棚卸資産>
という冊子は、46ページにも及ぶ解説がついている。
<賠償金 ご請求書 記入例>
という冊子は、47ページ。
請求書となる、
<賠償金 ご請求書 償却資産 棚卸資産>
も20ページを超す。
これで、ざっと100ページを超す。

 
そこに、チラシなどもある。
ワシも仕事柄、多少、法律や会計についてはわかっているつもりだが、
<償却資産課税申告書>
<財物価値の減少額の計算>
など、瞬時に理解できない言葉が山のようにあるがな。


あちこちに<お問い合わせ先>と大きな文字で書かれて
いるのだが、
「何をどう質問していいのやら、ぜんぜん、わからん」
という被災者の声をあちこちで聞いた。

だいたい、TEPCOがこんな書類を送りつけて、
領収書、契約書などの添付資料も合わせて
「これ、出せ」
とやっていることが問題。
放射能まき散らかして、故郷に住めんようにしたんは誰やねん!


一人ひとり、訪ねていき、謝罪して、事情を聞いて、
TEPCOが作成するんが、当然や。
被災者の一人は、こう話す。
「封筒に入れて、送ってくれと言うので見たら、
封がなされていることを再度ご確認くださいと。
なんで、被災者が確認せなアカンねん。ほんまに
腹立った」


あほんだら!